私の離脱症状と減薬計画

本格的に減薬をスタートしたのは19年3月からでした。これまでの状況を含め、現在(19年5月25日)の私の離脱症状について記したいと思います。

いま今振り返るとベンゾ起因かなと思う症状

全体的に抑鬱傾向。(継続中)

時期の詳細不明。2008年頃から(?)

体温の変化。2,3年間のペースで入れ替わり、高熱時は37.4〜37.7℃が平熱。体温時の場合、36.2〜36.4℃が平熱。

体調的にはは分からなかったが、37℃代のキープは心理的に抵抗があった。

2010年頃
頭痛 (継続中)
肩こり (継続中)

2013年頃
車で酔う時が増えてきた。

痒さなど大した影響は無かったが、左腕二の腕に100円玉くらいの蕁麻疹が散見された。

ただし、夜の22時位に限定的に起こるもので、2年位続いた。アレグラなどの薬は効果なかった。(今は解消)

睡眠時無呼吸症候群。仰向けで寝ると舌が下がり息が出来ない。横向きで寝ると問題無し。それまでは仰向けで寝ても大丈夫だった。※当方、かなりの痩せ型。(現在も継続中)

2015年頃
しゃっくりが止まらない時が増えた。3日間位出っぱなし。 (ごくたまにありますが、ほぼ解消)

2018年5月
回転性の目眩、発症。 (現在は、船酔い様なふわふわとした酔い方に変わった。)

2018年後半~2019年前半
右顔面の瞼、頬がぴくぴくと痙攣した。(ほぼ解消)

2019年1月
~~ テスト減薬開始 ~~

2019年3月
~~ 本格的な減薬スタート ~~
耳鳴り (継続中) ← 無理な減薬ペースにより発生…

服用している薬

まず、服用している薬について記します。

抗不安薬

  • レキソタン スタート時: 12mg/day
    私の体質に合っているのか離脱症状にてき面に効きます。服用からの薬の効き始め/切れる感覚も分かります。
    まずは、この薬が減薬対象です!

睡眠薬

  • レンドルミン 0.25mg
    ほとんど効かないが一応
  • マイスリー 10mg
    ほとんど効かないが一応
  • サイレース 2mg
    極力飲まない様にしていますがストレスが掛るイベント前には、半分に割って1mgを服用しています。
    3日間続けて飲むと、2mgを飲んでも効かなくなってしまいます。しかし、10日間位空くとリセットされ、1mgで効くようになります。
  • ベルソムラ 20mg
    ほとんど効かないが一応。メラトニン/オレキシンがバランスよく出ていれば、効果が表れてくると思っています。(効果を感じられないという事は、現時点では睡眠ホルモンがあまり出ていないのでしょう。受容体の方かな??)

酔止め薬

  • トラベルミン配合錠 (処方薬)
    以前は週に2,3回程、目眩がしていたのですが、現在はほぼ毎日しており、トラベルミンを服用しています。私には効果は弱いですが、マイルドな感じです。
  • パンシロン トラベルSP (市販薬)
    トラベルミン配合錠より、私には効果があります。ちゃんと効いてほしい時に服用しています。
    ドラマミンも服用したことがありますが、副作用(喉が渇く、光が眩しく感じる)が強くトラベルSPの方が合っていました。

いずれにしても、目眩が酷い時は、酔止め薬は全く効きません。。

また、自律神経が良い感じで働いている日は、酔止めを飲むとぐっすり寝れます。(ということは、現在は自律神経の働きはイマイチなんでしょうね。。)

頭痛薬

  • SG配合顆粒 (処方薬) 1日3回服用
    とにかく頭痛が酷いです。手元にSG配合顆粒が無い場合には、市販薬の『セデス・ハイ』を服用しています。(同じ成分)
    私の頭痛は、ズキズキする様な痛みの時です。
  • イブA錠 (市販薬)
    シクシクする痛みの時に服用しています。
  • ロキソニン (市販薬)
    キリキリした痛みの時に服用しています。

『SG配合顆粒』は同成分量で市販されています。病院で処方してもらった量では足りない場合、外出先で手持ちが無い時など、いざという時に便利です。

漢方薬

  • 加味帰脾湯
  • 抑肝散加陳皮半夏
  • 柴胡加竜骨牡蛎湯

amazonで購入できます。

失敗談…

一時期、睡眠薬を一気断薬し、更に気合で朝方に戻していた時がありました(19年3月前半)
ストレスが掛りすぎたのか、これを機に強い耳鳴りが始まってしまいました。
やはり睡眠が一番大切と思い、睡眠薬の服用は元に戻しました。
また、耳鳴りが治る事を期待し、減薬(10mg/day 83.3%)を止め、スタート時の12mg/dayに2週間程(1週間掛けて段階的に12mg/dayにし、そのまま1週間ステイ)過ごしましたが、耳鳴りは治りませんでした。
5月から再減薬をしています。

離脱症状

私は離脱症状を自分のモノサシ(基準)にしているので、重要度を信号機の色で示しました。

光が眩しい (感覚過敏)

赤信号点滅:これが続く場合は、減薬は進めません。
辛い。
これを我慢していると、次の段階は音が刺さる様に感じてくる。

対処;
その際は、強い光を避けるように注意し、減薬ペースの見直し。増薬を考える。
酷くなると頭がチカチカしてパンクをしそうになるので我慢はしません。外出先などでは頓服的にレキソタン2mg錠剤を服用する事もあります。(減薬中でもベンゾ増量に対して抵抗感は全くありません。)

※私にとって外出している時点でストレスは掛っているので、十分に頑張っている状態。どのみち、家に帰っても疲れから離脱症状は続くことが分かっているので、そうなる前段階で服用しています。私の場合、目眩が酷くなるとどうにもならないので、それを回避し、安全に家に辿り着くことが大切。

頻度;
太陽の光、夜は蛍光灯
ステイしていてもそれなりの頻度で現れます。週1回位。疲れや体調、ストレスが関係していると思います。
減薬ペースが速いとそれなりの頻度で現れます。週3~5回位。

皮膚が痒い, 足がムズムズする, 焦燥感

黄色信号:他の症状が出ないか要注視。

対処;

あまり辛く無いので、様子を見る。 ( 辛くなる前に減薬ペースを見直すが我慢している時は辛いです。。 )

頻度;
夜~明け方に出やすい。

離脱症状の出やすいパターン

睡眠不足

睡眠がとれていない時は顕著に現れます。

ストレス(打合せや緊張する場面など)

その時は気が張っているのか乗り越えられても、その後に緊張の反動で離脱症状が出やすくなります。

気候、気圧の変化

私はそんなに敏感ではないようですが、イベント前などはチェックする様にしています。

長い休養生活

家で3日間以上ゴロゴロして休養生活をしていると、離脱症状は出やすくなります。
ステイしていても出やすくなる。

一方、辛くても、軽い仕事をしたりバランスの良い負荷があると、離脱症状は起こりにくいです。

減薬をしていなくても離脱症状が出るので、理由は、「自律神経の機能が弱まる為かな。」と思っています。
※長期の休養生活をしていると、副交感神経ばかり強くなってしまい。感度が上がってしまうのかと。
書籍に、「皮膚が痒くなるのは副交感神経優位の時が多い。(第1章『身体がかゆい』)」と記述がありました。

菅原洋平著 – 自律神経はどこまでコントロールできるか?

この本は、症状と自律神経の関係をしっかりと関連付けして説明されています。自分に現れた離脱症状との関係性も確認できるのでおススメです。

交感神経と副交感神経の動きは見えませんが、気持ち的には動きを意識するようにしています。

現在の方針

他の方の減薬日記を見ると1週間ごとに減薬をし、離脱症状が出ても我慢(酷くなった時は、1,2段階戻ってステイ)をしている方が多いようですが、私は以下の様に進めています。

  • 軽い離脱症状でも2,3日間続く場合は、ペースを落とす,ステイ,増やす。
    我慢はほとんどしていません。(様子を見る時くらい)
  • イベント(打合せや緊張する場面など)前は頓服的に服用OK

減薬も進めていますが、同時に実験をしているという感覚です。

また『お勉強』にて記しました内容の、薬学動態学の知識もふんだんに活用しています。ベンゾの反応は一般的な薬学の理屈と異なる挙動を示すと私は思っていますので、『減薬』の反応として自分に現れた『離脱症状』を客観的に見て、理論と照らし合わせて確認を行っています。

かなり、ゆるゆるでやっていますが、これでも減薬は進んでいます!
レキソタン12mg/day (19年3月11日) → 10.2mg/day (19年5月25日) ですので、85%の段階です。

減薬を行う前に錠剤10mg/dayで常用量離脱が起きていたので、心境としては「これからどうなるかなぁ。。」という感じです。先週は仕事で少々疲れも溜まっているので、安定するまでしばらくは10.2mg/dayでステイをする予定です。

補足: 減薬ペース

ちなみに、いままでの減薬ペースは、週に2%~7%のスピードで行っています。

  • 経験済みの減薬量に行くまでは週に7%程度。
  • 気長に行きたい時は、4%。
  • 新しい段階や過去に離脱症状に見舞われた減薬量の時は、1~2%程度
  • 但し、弱い離脱症状でも2,3日の間、出続けたら、ステイ

としています。

「これはちょっと厳しいかも…!?」と思ったらすぐにステイをしてしまっています。長期間の離脱症状に耐えるのは仕事をしながらとかですと、やはり現実的ではないですので。

離脱症状が出ない状態(安全地帯に避難した状態)にしておいて、他の策を探っています。

ポイント

とにかく睡眠は重要!!

寝る時に、脳の温度が下がる事で血管が収縮し、脳の疲労物質の回収や修復が行われているという内容の記事を目にしたことがあります。

かつて、睡眠薬を一気断薬した際に、不眠が2週間程度続き気合で過ごしていましたが、その際に耳鳴りが始まる様になってしまいました。また、睡眠不足による疲労感からかイライラやケアレスミスが多くなり精神衛生上も良くありませんでした。

睡眠を犠牲にしたことによるリターンは、一つもありませんでした。(これは断言できます。)

ベンゾジアゼピンの離脱症状の回復は体内から薬を抜くことでは無く、脳内の怠けてしまったGAVAA受容体の回復を促すことが目的で、減薬はそのひとつの手段でしかありません。(私は筋肉トレーニングと同じと捉えています。筋肉に常に軽い負荷を掛け、徐々に筋肉を付けていくように。)

脳の回復には減薬と睡眠はペアと思っています。(筋肉トレーニングで食事と筋トレがセットと同じです。)

GAVAA受容体の回復の速度と減薬スピードの歩幅を合わせてあげれば、強い離脱症状は出ません。(時には天候の変化や仕事、生活環境などの外的ストレスで離脱症状は出るでしょう。)

私は、(現時点では)離脱症状の我慢は全く必要ないと思っています。

現在の私の減薬状況

現在の減薬状況

更新日: 20年5月27日
※基準は12mg/dayがスタート値でそれを100%と記しています。

先月の状況↓↓

14ヶ月目…

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