私の減薬方法 – 手順について

現在、飲むヨーグルトを使った水溶液減薬法にて減薬を行っています。
種類としては、ミルクタイトレーションですね。

手順は、水で行う水溶液減薬法と同じですが、少しアレンジしている箇所もありますので参考までにご紹介します。

★ベンゾジアゼピン系での牛乳との相互作用を調べたところ、添付文書から見つけることは出来なかったのですが、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬である「ドラール(クアゼパム)」と牛乳を一緒に飲むことを注意喚起する記事がありました。十分に注意をしてください。

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現在の私の状況

処方量はレキソタン12mg/dayです。レキソタンの定常状態のグラフから鑑みて1日3回の服用にしています。(6時, 14時, 22時)
現在、スタート時を100%とすると91.3%の量まで減薬をしています。
予備実験(体験減薬)の際には82%まで減薬できることを確認しましたが、耳鳴りが酷くなったので回復を期待し処方量まで戻していました。
処方量で2週間ほど過ごしましたが、耳鳴りは治っていません。

用意するもの

  • ビーカー 2個
  • キッチンスケール
  • マドラー
  • 飲むヨーグルト
  1. ビーカー
    ビーカーですが、ガラス製であればどの様なコップでもOKです。なるべく軽いものが良いです。

  2. キッチンスケール
    0.1mg単位で計量できるものが良いです。

  3. マドラー
    スプーンでも何でもOKです。


  4. そのままですね。服用する薬の一日分

  5. 飲むヨーグルト
    私は、牛乳は苦手なため飲むヨーグルトを使用してます。
    条件が変わると、離脱症状や減薬ペースの加減などの検証が行いにくいため、継続的に購入可能な同じブランドの飲むヨーグルトを使用してます。

 

私の場合はこの様な道具を使用しています。

 

はかり。注射器を洗うのが面倒なのでスケールで計っています。0.1g単位で計れるので減薬時の精度はちょうど良い感じです。注意が必要なのは、容器含めて300gまでが、0.1g単位で、300g~1500gは0.5g単位になります。同じシリーズで2kgまでの製品もありますが、容器含めて200gまでが、0.1g単位なので、ケチらずに3kgの製品が良いです。(ビーカーの重さは100mlのもので、手元にあるものは80g程度でした。)

 

100mlで溶かす際、背の高いビーカーの方が目盛りが読みやすいと思いましたが、ビーカーの目盛りは目安程度に振ってある様です。。なので、普通のビーカーやコップで良いと思います。

 

品質がイマイチですが、一式あるのは便利です。当りハズレに注意!

 

外出時に持ち歩くときにこの容器を使用しています。内容量が112mlなので減薬に丁度良い大きさです。容器の固さもちょうど良いです。(他の種類は薄くて凹みやすかったです。)

 

夏場に外に外出する際に、魔法瓶に入れています。ミルクタイトレーションなので特にお腹は壊したくないです。。

 

 

掻き混ぜるのが面倒なのでこの様な道具を使っています。化学実験で使う様な撹拌する機械です。
撹拌子の中には強力な磁石が入っています。キッチンスケール、精密秤は、磁石を近づけると、値がおかしくなってしまうので注意をしてください。(秤の中のセンサーなどが磁石の影響を受けるため。)
その為、用意編でのみ使用しています。
※プロ用はそれなりの業務用価格ですが、以下の製品は、素人でも使えるお手頃価格でハードルは低いです。(ココアやコーンポタージュ、プロテインを混ぜるても1,2分で驚きの均一さです。撹拌子を変えればホイップの泡立てなども出来ると思うので料理にも使えると思います!)
ただし、日常使いの際は、撹拌子を絶対に飲み込まない様にご注意ください!子供の手にも届かないところに!磁力が強力の為、万が一、複数の磁石や磁性体のある金属を誤飲してしまった場合、消化管内などでくっついてしまい、大変な事故になります。(子供がネオジム磁石を飲み込んだニュースをご参照ください。一例:強力な磁石のマグネットボールで誤飲事故が発生-幼児の消化管に穴があき、開腹手術により摘出-)

 

手順 – 用意編

私の場合、1日分を作り置きしています。以下に手順を示します。

  1. キッチンスケールに用意用のビーカーを乗せ、風袋引き(0gにリセットをすること)をします。

  2. そのビーカーに、薬12mg(レキソタン5mgを2錠, 2mgを1錠)を入れます。(※この際、薬の重さも表示されますが、それ込での希釈なので、この時点で風袋引きはしないでください。)

  3. 20倍に(厳密には20000倍です)希釈を行いたい為、12 x 20 = 240ml の飲むヨーグルトを注ぎます。(キッチンスケールの表示は240.0gです。)
    ※水と牛乳や飲むヨーグルトでは比重が異なる為、厳密にはその比重を調べ、それに合わせる必要がありますが、服用の際の計量も同じスケールで行うので、同じ減薬率になるため、グラム表記でOKです。

  4. マドラーで良くかき混ぜて、ラップをし冷蔵庫に保管しています。
    ※私の場合、毎回掻き混ぜるのが面倒なので、先のマグネチックスターラーごと冷蔵庫に入れ、24時間通電で撹拌し続けています。

手順 – 服用時

キッチンスケールに服用用のビーカーを乗せ、風袋引きをします。
希釈してあるビーカーをもう一度よくかき回し、その時の服薬量を注ぎます。
量はキッチンスケールを見ながら行います。

3.66mgを飲む場合には、3.66 x 20 = 73.2gを表示するまで注ぎます。
もし量を入れ過ぎてしまいましたら、多い分をシンクに捨てましょう。

衛生上、用意用のビーカーには戻さない。
微調整はスプーンなどですくえば行えます。

服用用ビーカーから直接飲んだ後、水ですすぎそれも服用します。

以上です。

この方法に行きついた経緯

水でも問題ないというサイトも多く見受けられましたが、実際に試してみると、ビーカーの容器壁面が薄い油を塗った様にテラテラと光って(コーティング)おり、油分としてレキソタンの成分は壁面に付着していました。

そこで、減薬を行うに当たって、予備実験として、処方量を水溶液にして服用しました。(減薬はしていない)

私の場合、常用量離脱が始まっていた為、ビーカーで水に溶かして飲むだけで離脱症状が出ました。(溶け残りの細かい添加物ももちろん飲みました。)
一方、飲むヨーグルトの場合には離脱症状は起きなかった為、こちらの方法を採用しました。

水性の水溶液では、容器の表面積に応じて減薬率が変る事を意味しています。(容器が同じであれば水でも問題ないと思いますが。。。)
減薬が進むにつれ容器や希釈率の変更が起きると思うので、今後を考慮し飲むヨーグルトで行っています。

まとめ

牛乳や飲むヨーグルトを使用する方法は、容器の表面積の影響を受けにくいと思われます。
また、キッチンスケールを使用する事により、シリンジを使わなくて済み、衛生的に行えますのでおすすめです!

ベンゾジアゼピン系の薬は油性の為、なるべくガラス製の容器を使用しましょう。

※プラスチックと油は大変相性が良く、くっつきやすく離れにくいため。
プラスチック製の食器の油汚れは落としにくい現象と同じです。

現在の私の減薬状況

現在の減薬状況

更新日: 20年5月27日
※基準は12mg/dayがスタート値でそれを100%と記しています。

先月の状況↓↓

14ヶ月目…

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