まずは体験減薬をしました。

減薬に対して怖いイメージを持っている人も多くいると思いますが、私の経験では怖い経験はしていません。

未経験の事に対して計画を立てるのは、難しいと思いますが硬く考えずに計画を立ててみましょう。

初めての旅行の計画を立てる感覚です!

ただし、一気断薬は本当に怖いです!! 私は、離脱症状の1,2日間すら堪えることができませんでした。
激しい離脱症状の回復には時間が掛かるようですので、絶対に避けてください。

なぜ、私が減薬で怖い思いをしていないかというと、私は、
「減薬は既に数回チャレンジをしているから。」
です。

※減薬は基本、『実験』と同じ作業です。(学生時代, 仕事などで実験経験者は読み飛ばしてください。)

失敗や経験が次のステップに進ませます。そして、次のステップに行くとまた異なる課題が生まれ、同様に試行錯誤を繰り返しながら自分の答えを見つけ出して行きます。自分自身でそのような判断・経験が少ない方は、減薬・断薬は慣れるまで少々難しいかもしれません。
ビジネス用語で言うならば、「PDCAサイクルを回す。」と表現すると伝わりますでしょうか。
wikiペディア:PDCAサイクル

目的

体験減薬と言ってもいい加減にするのではありません。

本格的な減薬を行う前に、事前に自分の特性を知る為に行いました。

以下の事を知ることが目的です。

  • どの薬で減薬を行うか。
  • どの方法で減薬を行うか。
  • 減薬のペースは。
  • どのような、離脱症状がでるか。 ― そしてそれは耐えられるものか、耐えても仕方のないものか。
  • 薬の作用時間と切れる時間,安定するまでの時間などを体感する。

減薬に向いている薬

減薬に向いている薬と向いていない薬がある。(とされてえいます。)
一般的には、「半減期の長いものに置換をすると減薬しやすい」とされていますが、
私は、その方が現在服用している薬(=慣れている薬)で減薬するのが良いと思います。

なぜなら、薬の効き具合、切れたときの不快感などの知識が自分の身体でノウハウとして蓄積されているからです。
このことは、厳しい離脱症状を避けることができますし、場合によっては、「これは一時的で乗り越えられる離脱症状なんだよな。(特に精神的依存の場合)」は、しのぐ事ができます。

ただ、身体的な離脱症状については、万全を期してください。
私は、離脱症状の出て不安定なときに、ストレスが多いときから、耳鳴りが残るようになってしまいました。(いつ治るのかわかりません。。)

どの方法で減薬を行うか。

先に記したとおり、減薬方法にはいくつかの方法があります。

減薬を行うと数か月から数年間、毎日数回行う作業ですので、自分に合った方法を選ぶ必要があります。

減薬方法についての記事を以下に記しましたのでご覧ください↓↓

ベンゾジアゼピン系の薬を断薬する際に、多くの人は強い離脱症状に悩まされます。 私もかつて(減薬の知識も無い時)、薬を減らそうと ―経験的に...

「減薬」とはいったい何をしていることなのか。

減薬はいったい何を行っているかというと、本来の脳の回復を待つ作業です。
私は、「筋トレ」と同じ様なイメージを持って臨んでいます。

抗不安薬、睡眠薬などのベンゾジアゼピン系の薬は、脳のリラックスする効果を高める役割をしています。
運動をしないでいると、筋力が落ちてしまうように、ベンゾ系の薬は脳自身が持っているリラックスさせる力が衰えてしまいます。

筋トレの筋肉が付く状態を待つように、減薬によって、脳が本来持っていたリラックスさせる力の回復を待つ作業です。

ただし、間違えていけないのは、減薬は筋トレと違います。
筋肉が筋肉痛が若干ある程度が筋肉が付きますが、離脱症状を我慢しても回復スピードは早くならないと私は考えています。

減薬のペース

離脱症状が起きない少し余裕のあるラインで減薬を進めることが大切です。
日常には、ストレスはつき物です。仕事以外でも、気候の変化、体調の変化、免疫力の変化などで離脱症状は現れます。

そして、日常でストレスが掛かって負荷が重くなったので、薬を一時的に増やしても、同じ回復作用が起きています。
その時は薬に助けてもらいましょう。
生活は上り坂と下り坂や砂利道もあります。ストレスが多い際は電動付き自転車をONにしましょう!

また、減薬を初めて行う方は、錠剤を、1/4錠などずつ減薬する人がいますが、これは結構厳しい減薬スピードです。
余裕がある際も、水溶液減薬法や、精密秤で減らすなど、2~5%/週程度です。

自分の離脱症状を知る。

自分の離脱症状を知る事は、自分の特性を知る事でもあります。

減薬は基本的にスローに行う事しかできませんが、唯一スピードを上げられる所は、減薬を行い始めた最初と思っています。

最初に早めに現在値を知れるメリットは、一気にワープできるメリットがあります。
ただ、調子に乗って減らすのだけはNGです。

私はレキソタン(半減期20時間)ですが、1日3回に分けて8時間毎に服用しています。
私の場合、減薬したことによる初期の離脱症状は、4日後に出ます。その後2週間後に離脱症状が出ました。

実験期間で分かった事は下記の記事をご覧ください↓↓

わたしは既に断薬された方々の記録と薬の挙動をベースとして減薬を行っています。本格的な減薬の準備期間を設けたことで、スムーズに減薬をスター...

自分の身体と薬の挙動

減薬する対象の薬が決まったら、今度は、その服用量を変化させると、自分の身体にどのように作用が現れてくるかの挙動を知っておくと、減薬中の迷いを減らす事ができます。( 減薬中は、進むかステイするか増やすかなど迷いの連続です。 )

薬を服用してから安定するまでの期間は、その薬の半減期の4~5倍程度後です。同様に、減薬してからも、実際の減薬量の底を打つのは半減期の4~5倍程度後です。自分の身体がどの様に変化していくかの関係性を知っておきましょう。

以下のページで、薬の服用量を変化させた場合(減薬や量を戻した時)に、それが安定するまでの期間を考察しました↓↓

さて、これらの知識は減薬の際にどのような事に利用できるでしょうか。以下に、血中濃度のグラフを提示しながらそれぞれ説明をします。 ここ...

まとめ

減薬は基本的にゆっくと安全に進めるものですが、早く減薬→断薬できるに越したことはありません。

薬に対する知識と減薬計画が武器になります。

難しい内容かもしれませんが、スムーズに減薬が行える様に、一緒に勉強をしましょう!

現在の私の減薬状況

現在の減薬状況

更新日: 20年5月27日
※基準は12mg/dayがスタート値でそれを100%と記しています。

先月の状況↓↓

14ヶ月目…

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